【リスニング力】Google Meetで英語の会話にリアルタイムで字幕をつけられます

リスニングが苦手で、ネイティブの英語が聞き取れない。話が進むとついて行けなくなる。

英語の会議に参加するたびに胃が痛くなる。

聴覚に障害があって、特に英語の通話は相手の言葉に確信が持てない。

という方はいませんか?

Google Meetというオンライン通話アプリでは、会話にリアルタイムで字幕をつけてくれる機能があります。

この記事では、Google Meetの使い方、注意点、使った感想をお届けします。

記事を書いている私は海外に住んでおり、日常的にGoogle Meetを使っています。

この機能に結構助けられたと感じています。

 

Google Meetでできること

Google Meetとは、LINEやZOOMと同じようなビデオ通話アプリです。スマホやパソコンで使えます。最大250人が一度にチャットできます。

このGoogle Meetでビデオ通話すると、会話を自動で文字起こしして表示してくれます。

YouTubeの自動文字起こし機能は知っていますか?あれは、YouTubeの内容を同時に文字起こしして、即時に表示してくれる機能ですよね。あの機能をビデオ通話でも使えるようにしたと考えたらよいです。(YouTubeはGoogleのサービスなので、機能を再利用したということです)

Google Meetで通話中の背景音も拾ってくれます。なので、テレビや動画の声を文字お越しすることも可能。通話中にテレビを写すと、こんな感じになります。

Google Meetの使い方

1.Google Meetでビデオ通話を開始します

スマホの場合はGoogle Meetアプリをインストールします。

パソコンの場合はインストール不要、ブラウザでビデオ通話ができます。こちらのページから。

※ビデオ通話は一人でも(相手がいなくても)できます。

2.文字起こし機能をオンにします

スマホの場合は、会話画面の右上に「CC」というボタンがあります。これをクリック。

パソコンの場合は、会話画面の下の方に「CC」ボタンがあります。

3.あとは英語で話すだけ

これだけです!簡単でしょ?

Google Meetの注意点

日本語は使えない

Google Meetの文字起こし機能は、今のところ英語だけです。

もっとも、近い将来、日本語でも使えるようになると予想できます。

なぜなら、この機能はYouTubeの「自動字幕」を元にしていると考えられるからです。

YouTubeでは、日本語などほとんど全てのメジャーな言語で自動字幕が使えます。転用元の技術は既に日本語も可能なのですから、Google Meetに移植されるのも時間の問題だというわけです。

字幕は録画できない

ビデオ通話の録画機能がありますが、字幕は落ちてしまいます。

Google Meetを使ってみた感想

リアルの会話に字幕が付くのは、現実が映画になったようで面白い体験です。

ネイティブとの長時間会話はちょっとしんどい

話すスピードが速いと、だんだん文字起こしが追いつかなくなってきます。

特にネイティブとの会話では、文字起こしの方が少しだけ遅いです。初めの方は大丈夫ですが、会話が長くなるとだんだん文字起こしの処理が溜まってきて、会話とタイムラグが生じてきます。

  • 対処法① ゆっくり話す
  • 対処法② 会話中に少し休む
  • 対処法③ ネット速度の早い場所に行く

といった対処が必要です。

短い時間の会話や、ノンネイティブ同士など会話のスピードがゆっくりの場合は適しています。


 

精度は完全ではないが、80%は拾ってくれる

文字起こしの精度は感覚的には80%くらい。会話の速度や音の大きさに大きく依存します。

ゆっくりはっきり話すと、殆ど100%に近づけることができます。

現実の会話文はぐちゃぐちゃだ

日本人は教科書英語に慣れています。文の要素が揃った構造のキレイな文体です。

しかし、現実のコミュニケーションでの文章はぐちゃぐちゃです。

例えば、

  • 教科書文体:He was so funny. I couldn’t stop laughing and I thought I was going to die.
  • 会話文体:He’s like, so funny and I, you know, I was like, cannot stop laughing and I, I thought I was gonna die.

非常に読みにくい文になります。

Google Meetの文字起こしを始めて使ったとき、「支離滅裂、なんて読みにくいんだ」と思いました。

ここで気づくべきは、そもそも書き言葉と会話では文体が全然違うことです。「日本ので慣れ親しんだ英文とは全然違う」ことに気づき、意識を変えましょう。リアルに英語を使うにはこういったぐちゃぐちゃ文にこそ馴染む必要があるからです。

現実のコミュニケーションでは、速い速度で繰り出されるぐちゃぐちゃの中から、コアとなる文の構造・キーワードを拾って全体の意味をざっくり理解するというスキルが必須です。そうしないと、文全体の意味を掴むことができないからです。

字幕がすぐに消えてしまうので、全体をパッと見て把握する力がつく

最初は不便だと思いますが、このスピードで字幕を読める力は必要です。会話について行くには結局このスピードで理解しなければならないからです。慣れていきましょう。

スピード感を持って文を読むトレーニングにもなります。

まとめ

私はたくさんランゲージエクスチェンジをやってきました。最初のうちは相手の言葉が聞き取れず、話を見失うことばかりでした。その頃の自分がこの機能を知っていれば、相当助けになったと思います。

英語のリスニングに悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。

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