アメリカの家賃は高い?相場ランキング&間取りも解説【Studio/One-bedroomの違い】

アメリカで治安の良いエリアを見分ける方法

アメリカでの家賃相場が知りたい。高いって聞くけど、実際どれくらいの金額なんだろう。

赴任・留学などでアメリカの家賃を調べている方へ。

アメリカでは、毎年家賃が上がります。数年前の情報はもうアテになりません。

この記事では、2021年現在のアメリカについて、家賃の高い都市5つ、全米の家賃相場をお伝えします。また、日本とは違う間取りの分類の仕方を後半では紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

家賃の高いアメリカの都市ランキング

2021年の家賃の高い都市上位5つは次のとおりです。

ワンベッドルーム(日本の1DK/1LDKに相当)の家賃を比較した数字です。

1位 Boston: 3,471ドル/月

マサチューセッツ州ボストンは、ブラウン大学やMITがある学術の街。

人口が増え続け、ここ10年間家賃が上がり続けていましたが、今年はさすがにコロナの影響で8%(150ドル)下がりました。

世田谷区と足立区を合わせたくらいの街(陸地面積125平方キロ)に、66万人が住んでいます。

2位 San Francisco: 3,137ドル/月


2位はサンフランシスコ。シリコンバレーの中心都市です。

コロナの影響で最も家賃が下がった都市でもあります。(前年比16%減)テック企業がシリコンバレーから流出していったのが原因だと言われています。

この流れはしばらく続きそうなので、今後SFは住みやすい街になるかもしれません。

3位 New York: 3,117ドル/月


アメリカで最も人口の多い都市ですが、同じくコロナによる人口流出により家賃が下がりました。

4位 San Jose: 2,463ドル/月


ベイエリアの都市サンノゼですが、サンフランシスコと違い、それほど家賃が下がりませんでした。(前年比-7%)

サンノゼは家賃に比較的幅があるとはいえ、86%が月2000ドル以上です。

5位 Washington D.C.: 2,252ドル/月


政治の中枢都市ワシントンDC。真四角の州界と、国会議事堂を中心として放射線状に区切られた自治体境界の人工感が印象的です。

家賃は毎年下落傾向にあります。2ベッドルームの平均値は約3000ドルと、ルームシェアすれば少しは住みやすくなっています。

全米の家賃相場・平均家賃

以上ではアメリカでも高い街を見まてきましたが、普通の街はどうでしょうか。

アメリカ全体の平均的な家賃は次のとおりです。(2021年6月Rent reportによる)

  • ワンルーム(0BR) 1,641ドル
  • 1DK/1LDK(1BR) 1,711ドル
  • 2DK/2LDK(2BR) 1,972ドル
  • 3DK/3LDK(3BR) 2,012ドル

どうでしょうか。私はずいぶん高いという印象をもちました。

一方、日本の平均家賃は55,675円(総務省統計)。これは全ての間取りを合わせたデータです。

アメリカの賃料は一番小さなワンルームでも平均18万円くらいなので、やはり日本と比べて激高だということがわかります。

アメリカの賃貸物件の分類方法【間取り】

部屋のタイプは、ベッドルームの数で分類します。

「ユニットバスかセパレートか」といった概念はなく、どちらも同じカテゴリーのお部屋になります。

トイレとバスルームは大抵同じスペースにあります。

お風呂は、浴槽が付いているタイプもシャワーだけのタイプもありますが、家賃には余り影響しません。

アメリカの人は、水回りの設備には余りこだわらないみたい。

Studio(0BR)

 

参考家賃:1,889ドル(NY, March 2019)

日本のワンルームと同じタイプ。ワンルームと言っても、30㎡~100㎡超まで広さがあります。Studioでシェアハウスをして家賃を節約する若者もたくさんいます。

どの物件でも小さなキッチン(といっても日本の感覚からすれば十分大きい)が付いています。

Studioの物件は、特に田舎ではあまり無いかもしれません。(ボストンでは397棟しかない)

One bedroom(1BR)

参考家賃:2,098ドル(NY, March 2019)

ベッドルームとリビングが別の部屋になっているタイプ。

日本では1DK/1LDKにあたります。

睡眠スペースと活動スペースを分けられるので、一人暮らしでも在宅勤務の方はStudioよりこちらがいいかもしれません。

Junior one-bedroom:可動式の壁で、ベッドのスペースを分けられる部屋。普通のワンベッドルームよりは劣り、ステュディオよりはちょっとグレードが高い。

Two bedroom(2BR)

参考家賃:2,499ドル(NY, March 2019)

リビングとベッドルーム二つが付いている部屋。日本の2LDKにあたります。

バスルームが二部屋、それぞれのベッドルームに付属していることもあります。その場合、2 Bedroom, 2 Bathroomの意味で「2B2B」と書きます。

浴室が二つあれば、キッチンとリビングだけ共有なのでルームシェアも快適になります。Studioを一人で借りるよりも、だいぶ家賃を下げられます。

アメリカでは知らない人同士でのルームシェアが一般的ですが、それも頷けますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

2021年現在、アメリカの家賃相場は日本よりも相当高くなっているようです。

アメリカの若者たちも、ルームシェアなどの方法で家賃を下げる工夫をしています。高い家賃に負けず、いろいろな方法で快適なアメリカ生活を送ってみてください。

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