アメリカの小切手を換金する方法【アメリカの銀行で・日本の銀行で】

アメリカの小切手を受け取ったけど、どうやって換金すればいいんだろう

私はアメリカの取引先から小切手で支払を受け取ることがあります。本日も小切手を受け取ったので、オンラインアプリで換金し、アメリカの銀行への入金を受けました。

アメリカの小切手を初めて使う方のために、アメリカの小切手を換金する方法をお伝えします。アメリカの銀行口座を持っていない場合は、日本の銀行で換金する方法を後半で触れています。

小切手が届く

さて、小切手が郵送で届きました。

普通郵便で届いた

普通郵便としてポストに投函されて届きます。アメリカではポストの中身を盗難される虞もあるので、発送の連絡を受けたらすぐに受け取るよう気を付けましょうね。

中には、明細と共に小切手が入っています。

アメリカ国内の銀行であれば、自分の口座がある銀行でどこでも受け取ることができます。今回はBank of Americaで受け取ります。

オンラインで換金する

換金は次の手順で行います。

  1. 小切手に名前、日付と受取銀行を書き入れる
  2. 銀行のアプリで小切手の情報をアップロードする

それではやっていきましょう。

小切手に受取人の情報を記入する

小切手表面はこのとおり。

小切手の金額を確認しておきましょう。表面には受取人は何も書く必要はありません。

続いて、裏面はこのとおり。

こちらには次の情報を記載します。

小切手裏面に記載する情報(オンライン)
  • サイン(自署)・・・”Endorse here”のすぐ下に記入
  • 受取銀行の名称・・・”Deposit only at ______”の空欄、”Name of financial institution”の欄に記入
  • 記入した日付・・・”Date”欄に記入

日付は、「月/日/年」の順に書きます。

たとえば2022年9月22日であれば、「9/22/22」または「9/22/2022」と書きます。

アプリで小切手の情報をアップロードする

では、小切手の換金を申請しましょう。

ご自分の口座があるアメリカの銀行であれば、どこでも受け付けてくれます。今回はBank of Americaのchecking accountに入金します。

小切手の換金・入金は、checking/saving accountのどちらでも可能です。

参考:「Yes, you can deposit a check into a savings account.」

バンク・オブ・アメリカのアプリを開き、「Deposit Checks(小切手の換金)」をタップします。

小切手の入力画面が開きます。

次の通りに小切手の情報を入力します。

  • 小切手の表面の写真・・・”Front of Check”欄
  • 小切手の裏面の写真・・・”Back of Check”欄
  • 金額を入力・・・”Enter amout”欄
  • 入金先口座を選択・・・”Deposit to ____”欄

入力したら「Next」をタップしたら終わりです。

入金を待つ・進捗状況の確認

速ければ当日か、翌営業日には到着します。内容に誤りがあるなどの場合は、入金までに最長で5営業日ほどかかることもあります。

小切手の入金依頼の進捗状況は、取引明細(Recent transactions)で確認できます。

店頭(銀行窓口)で換金する

自分の口座がある銀行で換金する場合は手数料がかかりません。

銀行窓口で換金する場合は、次の情報を小切手に記載します。

小切手裏面に記載する情報(店頭)
  • サイン(自署)・・・”Endorse here”のすぐ下に記入

さらに、”Deposit slip”という紙面に次の情報を記載して、窓口に提示すればOK。

小切手裏面に記載する情報(オンライン)
  • 氏名、住所、電話番号
  • 日付
  • 口座種別にチェック(checking/saving)
  • 口座番号
  • 金額
  • サイン(自署)・・・”Sign here”の欄に記入

Deposit Slipは、小切手帳を持っている方はその末尾にあります。小切手帳を発行していなくても大丈夫。ダウンロードして印刷して持参すれば大丈夫です。

ATMで換金する

自分の口座がある銀行のATMにいけば、手数料無しで換金できます。

小切手裏面に記載する情報(店頭)
  • サイン(自署)・・・”Endorse here”のすぐ下に記入

署名した小切手とキャッシュカードを持参しましょう。

あとはカードを挿入し、”Deposit Check”を選んで画面に従って進めばOKです。

アメリカの小切手を日本の銀行で換金する方法

アメリカの銀行口座がなく、かつ日本にいる場合は、日本の銀行で換金を依頼するしかありません。この場合、次の点に注意が必要です。

  • どの銀行でも受け付けているわけではない
  • 即座に換金はできない(取り立て(Collection)という手続を依頼する)
  • 5000円程度の手数料がかかる

よく確認してから銀行に行くようにしましょう。

大手銀行のうち外貨小切手の取立を扱っているのは、SMBC信託銀行(プレスティア)のみのようです(プレスティアの口座保有者のみ)。

【必要書類など】

  • キャッシュカード
  • 印鑑
  • マイナンバーカード

【手数料】

  • 米ドル小切手:1枚あたり5000円(外貨残高が20万円以上で2000円に減額)

プレスティア「SMBC信託銀行のサービス一覧>手数料について>小切手」より抜粋

メガバンク3行(UFJ、みずほ、三井住友)、ゆうちょ銀行、新生銀行は海外小切手の換金を扱っていません。ただしみずほ銀行は、コロナ給付金の小切手換金にのみ対応しているようです。

足利銀行は、外貨小切手の換金を1枚3000円で行っています。

日本在住の場合、換金するのが大変で手数料も高いため、そもそも外国からの支払手段として小切手を使わない方が良いでしょう。

海外から外貨で支払いを受ける方法

小切手の代替手段となるのが海外送金サービス「Wise」(ワイズ)です。

Wiseのマルチカレンシー口座を無料で開設すれば、日本にいながら米ドルで支払を受けることができます(他の外貨にも対応)。50種類以上の通貨をアプリで保有し、送金、受取、両替を行えます。各国の銀行口座番号を持てるほか、好きな通貨で決済できるデビットカードも発行できます。

TransferWise

詳しい使い方は「安くて速い国際送金サービスWiseの使い方」や「【現地通貨0円】Wiseデビットカードだけで海外旅行20日間を乗り切った話」をご覧ください。

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