こんにちは!ロサンゼルスを拠点に、海外を旅しながらノマドとして暮らしているちゃちゃです。
南アジアに旅行したのですが、現金は持たず、Wiseデビットカードだけで2週間の旅を乗り切ってみました。
そしたら、超超超超超便利!
Wiseデビットカードとは、日本円など好きな通貨をチャージすれば、世界中で現地通貨として使えるカードです。
メリット1:安い!
実勢為替レートで両替してくれるので、クレカとは段違いに安くなります。
メリット2:簡単!
普通のクレジットカードとしてお店で使えるし、ATMで現地通貨を引き出すこともできます。
この記事では、私が旅行先でWiseカードを使った体験談を、写真とともにお伝えします。
- Wiseデビットカードを使った体験談
- カードを使うまでの手順
それでは見ていきましょう!
Wiseデビットカードを使った体験談
今回の旅には、現金は全く持って行きません。Wiseのデビットカードだけ携えて入国します。
デリー空港のかわいいトイレ。
街での買物に使う
長いフライトで疲れたので、カフェで一息つこうと思います。
いい感じのカフェを見つけました。
当たり前ですが、メニューは全部インドルピーです。
財布にはインドルピーなんて一文も入っていないけど・・・
「クレジットで」と伝えてカードを出します。
無事に買えました。
スマホに「175ルピーを使いました」と通知がすぐに届きました。
アプリを開けば明細が見れます。
ATMで現金を調達する
カードが使えないお店に備えて、念のため現金も持っておきましょう。
空港内のATMに入ってみます。現地の銀行です。
もちろんインドの銀行口座なんて持っていません。初めて来た国です。
でもWiseデビットカードがあれば、Wiseに保有している残高を現地通貨で引き出せます。世界中のほぼどこでも使えます。
カードを入れて、「Withdrawal」(引出)を選びます。
「Account type」(口座種別)は「Current」を選びます。「Savings」は貯蓄用口座、「Current」は普通預金(米国のChecking Accountに相当)です。
続いて、金額と暗証番号を入力します。
Wiseカードの暗証番号(PINコード)はアプリで見れます。
お金が出てきました!
無事に現金が手に入りました。
マスターカード・ビザのマークがあれば、世界中ほぼ全てのATMで使えます。
20日弱の滞在でしたが、Wiseのカードで全て乗り切りました。
Wiseカードを使う前にすること
Wiseデビットカードを使うには、次のステップで準備します。
- Wiseのアカウント作成
- デビットカードを注文する
- カードのアクティベーション
- Wiseアカウントにチャージする
前提として、Wiseのアカウントが要ります。無料でアカウント作成できるので、持っていない方は済ませておきましょう。
\Wiseのアカウント作成はこちらから(初回手数料無料のクーポン付き)/Wise公式サイト
1.デビットカードを注文する
Wiseのサイトからデビットカードを注文します。発注は簡単、ボタンを押すだけ。カード発行手数料が1000円かかります。
注文から約1週間で、シンガポールからの国際郵便で届きました。
2.カードのアクティベーション
届いたらカードをアクティベートします。
届いたカードを認証すること。カードが手元になければ答えられない情報を入力させることで、確かにあなたであることを確認し、セキュリティを高めています。Wiseのセキュリティが気になる方は次の記事もどうぞ。
https://sicha.blog/20200929transferwise2/
Wiseのアプリを開き、「Activate it now」(今すぐアクティベート)をクリック。
アクティベーションコードを入力します。コードは、カードが届いた封筒に同封されています。封筒を捨ててしまわないように!
入力したらアクティベーション完了。これでカードが使えるようになりました。
続いてPINコードが表示されます。
PINコードとは、カードを使うときに時々聞かれる4桁のパスワード。アプリでいつでも見られるので、忘れてしまっても問題ありません。
3.Wiseアカウントにチャージ(入金)する
Wiseアカウントに入金します。
Wiseデビットカードを使うと、ここからお金が引き出されていきます。チャージ先はWiseの「マルチカレンシー口座」。マルチカレンシー口座の設定が済んでいない方はこちらを見ながらすぐにできます(ほんとにすぐ。10秒くらい)
Wiseアプリを開くと、マルチカレンシー口座で設定済みの通貨一覧が表示されます。この中から、好きな通貨に入金します。今回は米ドル口座に入金します。
アメリカ国旗をクリック。
現在の残高は$0。「Add」をクリックして入金します。
続いて入金額を入力です。今回は$60としました。
「Continue」をクリックします。
なお、「Paying with…」で異なる通貨を選択すると他の通貨で入金できます。その場合、Wiseが自動的に両替して米ドル残高に追加されます。
入金方法を選択します。
銀行から送金するので、「Bank Debit(ACH)」をクリックします。入金手数料は0.1ドル。
すでに登録している銀行の口座情報が表示されました。「Pay from this accoount」をクリック。
送金がスタートしました。4時間で着金するようです。
入金状況は明確に表示されます。12月15日に入金し、その日のうちに着金したことが分かります。
4.好きな国でデビットカードを使う
あとは使うだけ!
使う前に現地通貨に換える必要はありません。
Wiseのカードでは、どの通貨で残高を持っていても、カードを使った瞬間に、その国の通貨に両替して支払ってくれます。買物の前に両替する必要はありません。
カードの両替ってレートが高いから損なんじゃないの?
と思った方は鋭い。普通のクレジットカードならその通りです。クレカで外国通貨決済をすると、
- 市場より不利な両替レート
- 国際取引手数料
によって、数%の手数料がかかります。
ですが、Wiseのデビットカードは違います。
- 両替レートは市場レートそのもの
- カード決済の手数料:激安。(こちらで詳しく解説)
- ATM引出の手数料:月2回まで無料、それを超えても1.75%プラス70円
両替は市場レートで行われます。もちろんクレジットカード会社より安いし、普通の両替所よりも安く両替できます。手数料も非常に安いです。
実際、Wiseデビットはどれくらい安いの?
こちらをご覧ください。ATMで1000ルピーを引き出した際の明細です。
米ドルから相当額が自動的に両替されているので、両替手数料がかかっています。月2回以内なので、ATM利用手数料は無料です。
手数料合計は「Our conversion fee」:0.07ドル。
これだけ。
計算すると、総額のわずか0.5%。めっっっちゃ安い!!!!
まとめ
今回、海外で初めてWiseのデビットカードを使ってみて、信じられない便利さに心底びっくりしました。Wiseのデビットを超えるサービスはそうそう出ないでしょう。しばらくヘビーに活用していくつもりです。
昔は大変だったなあ、トラベラーズチェックとか用意して、、、、。
ということで、Wiseデビッドカードを旅行で使った私の体験をまとめます。
安い
両替所よりも安い。クレジットカードよりも安い。どこよりも安く現地通貨が手に入ります。
簡単
もはや、海外旅行にはWiseデビットカードだけ持っていけば良し。
前もって現地通貨を用意しなくてよいので、旅行前の慌ただしい準備が楽になります。
安全
多額の現金を持って国境を越える必要がないので、非常に安心感があります。
万が一カードを無くしたり盗まれたときは、アプリやサイトですぐに凍結できますし、カードを使用すると直ちにスマホに通知が来ます。
利用明細も即座にアプリで確認できます。
本当に、Wiseを使わない理由が何も思いつきません。
Wiseはアカウントの開設は完全に無料。維持費なども一切かかりません。(※デビットカードの申込時に発行手数料が1000円かかります)
他の方からの評判も非常に好評です。
まだ使ったことがない人は、時間のあるうちに登録だけでもしておくことをお勧めします。
コメント
デビッドカードに関して質問があります。
現在ユーロ圏に在住しており給料も€でもらっています。その上で一時帰国時デビッドカードを使うことを想定しています。
(デビッドカード自体は日本住所で取得しております)
その場合、EUの銀行→WISEデビッドカードに入金(ユーロ) その状態で日本で使用(ユーロ建て)
このような使い方はできるのでしょうか?
円安のメリットをこのようなやり方で出来ないかと考えています。
TAKAさん
>>EUの銀行→WISEデビッドカードに入金(ユーロ) その状態で日本で使用(ユーロ建て)
ユーロの残高を日本で使うということですよね。はい、可能です。
商品の値札がユーロでも日本円でも関係なく、WISEの残高にある通貨が自動的に両替されます。
(つまり、決済通貨とWISE残高の通貨は一致しなくてもOK)
私自身、
米国の銀行→Wiseマルチカレンシー口座(ご質問にある「WISEデビットカード」と同義です)に米ドルを入金 この状態で日本やインドで使用(日本円建てやルピー建て)
という方法で決済しています。ご参考になりましたら幸いです!