アメリカ駐在/留学が決まった。賃貸に住むつもりだけど、どうやって探したらいいんだろう?家探しのやり方と、注意する点を知りたい!
【アメリカで家探し】シリーズでは、数回に分けて、アメリカで賃貸物件を探すコツをお伝えしていこうと思います。
第1回目の今回は、「治安のいいエリアを見分ける」をテーマに解説します。
住むエリアはマジで重要
危ないエリアは本当に危険です。
しかも、治安のいいエリアと悪いエリアは隣接していたりします。数メートル離れた向こうのブロックとこちらのブロックで、治安が全然違うことも普通。
物件の地点ピンポイントで、治安の良し悪しを見極める必要があります。
危ないエリアを見分けるポイント
治安の悪い通りに入ると、なんとなくピンとくるものです。
次のような共通点があります。
- 窓に鉄格子がはまっている →窓を割っての侵入盗が多いサイン
- 落書きが多い
- 庭が整備されていない家が多い
- 電柱とチェーンで繋がれたタイヤがある →自転車泥棒
- 有色人種が多い(本当に悲しいことです。。)
治安の良し悪しを見分ける方法
治安の良いエリアを見分けるには、いくつかのポイントがあります。
学区(School District)に注目せよ
一般的に、良い学校がある地域は、富裕層が多く治安が良い可能性が高いと言えます。
公立学校は、その学区の住民が納める固定資産税で運営されています。地域の不動産価格が高いほど先生の給料が高く、教育の質も良くなるからです。(学区については、Parsleyさんのブログが詳しいです)
学区やエリアの安全性を調べる方法
以上を前提に、住むべきエリアの調べ方を説明します。
① 詳しい人に聞け
身も蓋もないですが。その地域に詳しい、駐在日本人の先輩に聞ければそれが一番です。地域に知人がいなければ、現地の不動産屋に聞いてみてもよいでしょう。
でも、英語力が不安…知り合いもいないし…
という人は、ネットで調べられる良い方法があります。以下を利用しましょう。
② GreatSchools.orgをチェック
GreatSchools.orgは、全米の学校のデータを調べられるサイトです。アメリカ人が子どもの学校を決めるときに使う、信頼性の高いサービスです。無料で利用できます。
全米各地の学校の膨大なデータが蓄積されており、学区別に
- 学生の成績
- 財政状況
- 人種割合
- 貧困割合
- 公平性
などが分かります。
GreatSchoolsで学区の評価を知る手順
検索窓に目当ての地名を入力します。
すると「District」以下に、一致する学区の名前が表示されます。
試しにSchool City of East Chicagoという学区を選択してみました。
学校数、生徒数、学年が表示されています。
スクロールすると学区データが表示されます。
”District Summary Ratings”を確認すればOK
“District Summary Ratings”は総合評価。この学区はbelow averageと、とても評価が低いようです。
ついでに、人種分布も見てみましょう。
ほとんどの生徒がヒスパニックと黒人でした。
しかも、82%が低所得者層です。
人種と貧困が密接に結びついているんだね。悲しい。
次は、検索結果の「District」ではなく、その上にあった「City」を見てみましょう。
Cityを選ぶと、そのエリアにある学校のランクが表示されます。
マンハッタンは全ての学校が最高評価の10ですね。隣のロングアイランドは少し落ちましたが、それでも評価は高いです。
③ Google Mapで学校のレビューを見る
Googleマップもバカになりません。補助的にですが参考になります。
④ Truliaで犯罪マップを確認する
賃貸物件の検索サイトで地域の犯罪率を調べられます。
Truliaを開いて、目当ての住所を入力して検索結果から適当な物件を選びます。次のような画面が開くので、「Crime」をクリックします。
すると、その物件の地域の犯罪率マップが開きます。
犯罪の多いエリアと少ないエリアが一目瞭然になりました。(色の薄いほど犯罪の少ないエリア)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
貧困地域と治安の良いエリアを見分けることは、アメリカでのサバイバルには必須のスキルです。とはいえ住めば徐々に慣れてくるので、心配しすぎず冷静に情報収集をしていきましょう。
コメント
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