日本未発売の最先端の生理用品を知りたい
アメリカ留学するけど、ナプキンは日本から買い溜めして持って行った方が良いのかな
と、アメリカの生理用品事情が気になる方へ。
この記事では、アメリカで手に入る最新の生理用品を紹介しています。
ナプキン・タンポンだけでなく、ディスクや吸収下着など、日本と比べてとても幅広い生理グッズが展開されており、日本未発売の商品情報を知ることができます。
アメリカで手に入る最新の生理用品
アメリカで手に入る最新の生理用品①:Cup(月経カップ)
柔らかいシリコンのカップで、タンポンのように体に埋め込んで使います。血が漏れ出るのを12時間ほど食い止めてくれます。
日本でも2017年から販売され、「月経カップ」・「スクーンカップ」の名で知られて来つつあるようです。
英語では
- Menstrual cup
と呼びます。
月経カップの特徴
- 経血を吸い取るのではなく、カップで受け止める
- 使い捨てではなく、繰り返し使える
- タンポンの「紐」にあたる、しっぽがついている
使い方
How to use a Menstrual Cup – In-depth Instructional Video
月経カップのメリット
- 12時間連続して使える
- 血が外気に触れないので、臭わない
- 再使用できるので経済的(一つ10ドル~40ドル程度)
- 生理用品のストックを減らせる
数時間おきに取り替えねばならないナプキンと比べて、12時間連続使用できるのはとても良いです。
長距離のドライブや登山など、清潔なトイレにしばらく行けないイベントで非常に重宝します。
つけたままで小用も足せます。
月経カップのデメリット
- 洗うのが面倒
- サイズが合わないと漏れる(初めはナプキンやライナーを当てるのがよいです)
- 挿入・取り出し時に手が血に染まる
- 外出中に取り出す場合は、処理に困る
家の外で取り替える場合は、密閉容器付きのカップを買うのが便利です。取り出したカップをそのまま入れて、家に持ち帰ってから洗うことができます。
どこで買えるか
- Walgreens、CVSなどのドラッグストア
- Target、Walmartなどのショップ
- amazon
で買えます。
小さなドラッグストアでは取り扱っていない場合があります。店舗に行く前にWebサイトで在庫確認するのをおすすめします。感覚的には6割の店に在庫がある感じです。
日本で買う方法は後で述べます。
アメリカで手に入る最新の生理用品②:Disk(月経ディスク)
月経ディスクは、体内に押し込んで経血を受け止めるポリマーの袋です。最大で12時間、連続して使えます。
大きなコンドームという印象の物体です。
月経ディスクの特徴
- 子宮口まで押し込んで使用する
- 紐がない
- 使い捨て
使い方
How Do You Use A Menstrual Disc? | Flex Disc Insertion + Removal Guide
月経ディスクのメリット
- 性交渉ができる
- タンポンと比べて、装着後の違和感が少ない
以上がメリットです。
もっとも、生理中は膣内の酸度が下がってバリアが弱くなっているため、体のためには性交渉は控えた方がよいと思います。
月経ディスクのデメリット
- 紐がないので、取り出しが不便(指を奥まで突っ込んで本体に引っかける)
個人的にはこのデメリットが大きなハードルで、使わなくて良いかな・・・となっています。
どこで買えるか
- Walgreens、CVSなどのドラッグストア
- Target、Walmartなどのショップ
- amazon
で買えます。
大抵のドラッグストアには1,2種類置いています。月経カップよりもメジャーな印象です。
アメリカで手に入る最新の生理用品③:Underwear(生理用パンツ)
一番気に入っているのが、生理用パンツです。
生理用下着というと撥水性のサニタリーショーツを思い浮かべるかもしれませんが、全く違います。血を吸い取ってくれる、吸血パンツなのです。
ナプキン・タンポンから解放されます!
生理用パンツの特徴
- ナプキン代わりに血を吸い取ってくれる
- 洗って繰り返し使える
ナプキン・タンポンを置き換える商品と位置づけられています。
商品のバラエティ豊かなのも良いところで、たくさんのメーカーが販売しているため、生地や使用時間、デザインを選べます。Tバックもあります。
使い方
履いて洗うだけ。脱着時に足に血がつかないので、サイドボタンのタイプがおすすめです。
Wondering how Thinx work?
生理用パンツのメリット
- かさばる生理用品を持ち歩く必要なし
- 様々な種類から選べる
- ゴミが出ない
生理用パンツのデメリット
- 洗うのが面倒
- 万一漏れたときに換えを持っていなかったら詰む
最大のおそれは換えがないときに漏れた場合です。この場合はパンツ自体から血漏れしている状態なので、ナプキンを当てても止められません。必ず換えを一つは持ち歩くのがおすすめです。
実際の使用感は、こちらの動画でレビューされています。実際に使用した後のパンツを写しています(世界のユーチューバーはすごい・・・・。)お食事前・血が苦手な人は再生しないでくださいね。
どこで買えるか
- Nordstromなどのデパート
- 店舗
- メーカーサイトやamazonで通販
ドラッグストアでは見たことがありません。メーカーサイトで通販が手っ取り早いです。定番はThinx。
アメリカで買えるナプキン・タンポンの質
英語では、
- ナプキン=Pads
- タンポン=Tampon
と呼びます。
アメリカで手に入るナプキン
品質はそれほど悪くありません。ナプキンは羽根つき・羽なし・ライナーなど揃っています。
値段は日本の1.5倍くらい。
どのメーカーも共通で、吸収量を表す1から5の番号がついています。1が一番軽い日の昼用、5が一番重い日の夜用。数字が大きいほど長くなります。
定番メーカー
- Always
- Kotex
CVS、Walgreensのプライベートブランド商品も、質と値段のバランスが良いです。
アメリカで手に入るタンポンの質
品質はピンキリです。注意してください。
基本的にアメリカのタンポンは、
- 大きい割に少ししか吸収しない(密度が低い)
- アプリケーターが大きすぎる
傾向があります。日本のタンポンと比べるとすぐに漏れます。
値段を上げれば高品質なものはあります。タンポンメインで質にこだわりがある方は、良いものを買うか、日本から持ってくるのがよいかもしれません。
最重要事項として、
- アプリケーター無し・ダンボールで綿を包んだだけの地雷タンポン
を買わないように気をつけてください。アプリケーターがないので、手で突っ込むしかありません。間違えて買ったことがありますが、日本のタンポンに慣れている方にはまず無理だろうと思います。
定番メーカー(タンポン)
- Tampax
- Kotex
CVSのタンポンも評判がいいようです。
日本でアメリカの生理用品を試す方法
日本でアメリカの生理用品を試す方法①:日本のamazonで買う
日本国内で販売されるのは、基本的に
- ナプキン
- タンポン
- 月経カップ
です。
これ以外は厚労省が生理用品として承認していないので、店頭では買えないようです。使いたい場合は、外国のサイトから通販する必要があります。
日本amazonで手に入るアメリカの生理用品は、
日本でアメリカの生理用品を試す方法②:メーカーサイトから直販する
生理用パンツThinx:日本への発送もしています。99ドル以上で送料無料。
注文は英語で行うことになります。
生理用ディスクは、日本へ発送しているメーカーは見つかりませんでした。
※参考 Flexの生理用ディスク:日本へは発送していません。
日本でアメリカの生理用品を試す方法③:アメリカのamazonで買う
生理用ディスクを試したい方は、アメリカのamazonで買えます。
注文は英語で行います。
Softdisk:アメリカのドラッグストアでよく見かけるので、定番商品だと思います。
日本でアメリカの生理用品を試す方法④:iHerbで買う
英語での注文が不安な方は、iHerbという通販サイトがよいかも知れません。
iHerbのメリット
- 日本語で買える
- amazonなどの通販代行業者よりも格段に安い
- 届くのが早い(一週間くらいで届く)
iHerbのイマイチな点
- 商品の品揃えが少ない
輸入商品は、輸入代行業者が出品している日本のAmazonよりも大体安いです。もし買いたい商品がiHerbにあればラッキーかもしれません。
Divaの月経カップが日本のamazonとiHerbの両方にあったので比べてみます。
送料抜きの値段では、amazonで約5500円、iHerbでは約4500円と、iHerbが1000円安いです。
さらにiHerbでは、アメリカから日本へ発送するので送料がかかります。東京への発送料金を計算したのが次の画面です。
送料は無料となりました。ヤマト・佐川など運送業者を選べますが、2094円以上購入すると、ヤマト運輸で送料無料となるからです。
さらに紹介コードがあったので、5%割引となりました。
iHerbでは総額3802円となり、amazonの送料抜き値段5500円よりも約1700円安くなりました。
もしiHerbで購入する場合は、「ARU541」のコードを使うと5%割引になりますのでどうぞ。
コメント