アメリカ在住の日本人におすすめの証券会社を知りたい。日本に帰国後も使い続けられる証券会社はどれ?
という質問をよく受けるので、おすすめの証券会社Charles Schwab(チャールズシュワブ)を紹介します。
日本ではインフレも株価の伸びもなかった過去30年間、米国株はほぼ毎年伸び続けています。
アメリカに住んでいるなら、取引手数料・口座維持手数料がほぼゼロ、全てオンラインで済むアメリカの証券会社を使えるチャンスです。
この記事では、
- Charles Schwabをおすすめする理由3つ
- Charles Schwab証券に口座開設する手順
を、Charles Schwab証券を2年間使っている筆者が説明します。
Charles Schwabをおすすめする3つの理由
アメリカでよく使われる証券会社には、Charles SchwabのほかFidelity、TD Ameritrust 、E*Tradeなどがあります。
アメリカに暮らす日本人として選ぶなら、Charles Schwabが一番おすすめ。その大きな理由は、国外居住者に対して優しいポリシーにあります。
おすすめの理由を見ていきましょう。
おすすめポイント① 日本帰国後も取引できる
アメリカ大手の証券会社は、アメリカ在住でなければ利用できないのがデフォルトです。
ですがCharles Schwabでは、帰国後もオンラインで取引を行えます。問い合わせたところ、口座開設後6ヶ月経てば、アカウントの住所を日本に変更することができると言われました。(ただし、この情報は公式サイトに載っておらず、店舗ベースの運用の可能性もあるため要注意)
また、海外居住者向けのInternational口座もあるため、心配であれば帰国前にこちらの口座を開けばオッケーです。
- Charles Schwabは、日本への住所変更可能(要確認)
- 海外居住者向けのInternational口座で帰国後も取引可能
国外への住所変更を許す証券会社は他にもありますが、Charles Schwabが一番安心です。
なぜなら、国外居住者の扱いに関する政府や証券会社のポリシーはしょっちゅう変わるので(参考リンク)、帰国後は口座が維持できなくなったり新規取引ができなくなるリスクが常にあります。
Charles Schwabは海外在住者にフレンドリーな運用方針で知られており、どのような変更があっても、他の証券会社と比較してアメリカ国外居住者に最も寛容な運用を期待できます。逆に言えば、シュワブすら国外での取引を行えなくなったという時には、他の証券会社でもダメでしょう。
おすすめポイント② 費用がかからない
口座維持手数料がゼロ
アメリカの証券会社や銀行では、通常、口座維持手数料がかかります。これを回避するには、minimum deposit として一定額以上の残高を維持する必要があります。
シュワブではミニマムデポジットが不要です。1ドルでも残高さえあれば、口座維持手数料はかかりません。
口座維持手数料を免除するための最低残高:
- Bank of America 1500ドル
- シュワブ 0ドル
株式・ETFの売買手数料がゼロ
通常、株式やETFを売り買いするには、証券会社に売買手数料を払う必要があります。Charles Schwabは従来4.95ドルだった手数料を2019年に無料としました。これは業界を揺るがすニュースとなりました。
入出金の手数料がゼロ
証券口座に入出金する際に手数料をとる証券会社もありますが、Charles Schwabではこれも無料。
口座開設で最大500ドルもらえる
これは今だけのキャンペーンかもしれません。紹介を受けて口座開設し1000ドル以上入金すると、100ドルもらえます。100,000ドル以上の入金で最大500ドルもらえます。
Charles Schwabの紹介を受けるには、こちらのリンクから登録するか、REFERH7Z4T72V をどうぞ。※私には何のボーナスや情報も入らないので、安心してお使いください。
おすすめポイント③ 全てオンラインで完結
Charles Schwabは店舗レスを売りにしています。
口座開設や売買は全てオンラインで完結し、店舗に足を運ぶ必要がありません。実際、私も数年使っていますが店舗には一度も行っていません。手間がかからず、帰国後のアクセシビリティも安心です。
当初からオンラインを重視してきただけあって、アプリの使いやすさも優れています。
Charles Schwab証券で口座開設する手順
前準備 口座開設に必要なもの
- SSNまたはITIN(個人納税者識別番号)
- アメリカの住所
準備ができたら始めましょう。
こちらのリンクをクリックしてください(紹介コードが埋め込まれています)。次のページが開きます。
「Open an Account」をクリックします。
Open an account in about 10 minutes.(10分で口座開設)
今回は、証券口座(Brokerage account)を開設します。
Brokerage accountにチェックを入れ、continueを押します。
Choose a type of brokerage account.(証券口座の種類を選んでください)
Individual(あなた個人の口座)か、Joint(共有口座・夫婦が使うもの)かを選択します。
通常は個人口座で良いでしょう。選んだら「Continue」を押します。
Let’s open your individual brokerage account.(個人用証券口座を開設します)
先ほどの招待付きリンクからきた人はそのまま「Get Started」を押せばOKです。
それ以外の人は、ここで招待コードを入力します。「Enter your code」をクリックして、次のコードをコピペすればOKです。
これで、入金額に応じて100ドルから500ドルが受け取れます。
About you(あなたに関する情報)
名前、生年月日、SSN、連絡先(メールアドレス・電話番号)を入力します。
Create your login credentials(ログインIDとパスワードの設定)
ログインID、パスワード、秘密の質問と答えを設定します。
Enter access code(アクセスコード入力)
Eメールアドレスの認証です。
先ほど入力したアドレス宛に、シュワブからメールが届いています。本文の「アクセスコード」を入力し、「continue」をクリックします。
成功すると次の画面に移ります。
Enter your current home address(現住所の入力)
アメリカ国内の住所、国籍国を入力します。
最後の項目「mailing address」で、郵便物の届け先を別途設定することもできます。
Set up paperless, margin, and trusted contacts(ペーパーレス、信用取引、信頼できる連絡先の入力)
定期的に送られてくる口座残高等の書類をペーパーレスにすることができます。オンラインで閲覧できるようになるため、ペーパーレス化をお勧めします。
Schwabではマージン取引(信用取引)も手数料がかかりません。使いたい場合はYesにチェックしましょう。※信用取引のリスクを十分理解したうえで行ってください。
Trading and checking features(取引内容、オプション取引、カード)
最初の質問「アクティブに取引を行いますか?」はYesで良いでしょう。
二つ目はオプション取引への申し込み、三つ目は小切手とデビットカードの発行です。無料なので必要そうなら申請しておけばよいと思います。
Regulatory questions(規則に基づく質問)
インサイダーに当たるか否か、就業状況、資金源についての質問です。
インサイダー関連の質問は多くの人がNoだと思います。上場会社の取締役などは注意してください。
資金源については、給与や貯金の場合は「Salary, wages, or savings」にチェックします。
Select a funding option(入金方法の選択)
シュワブの証券口座に入金する方法を選択します。
アメリカの銀行に口座があれば、「Online bank transfer」がおすすめ。
小切手を使うなら「Check deposit」で、小切手の写真をとってアップロードすればOKです。
「Investment account transfer」では、他の証券会社から口座を移管することができます。アメリカの証券会社に限りますが、その口座で保有している銘柄を売却することなくシュワブに移せます。
「Continue」を押すと、選択した方法にしたがって銀行口座や証券口座の入力に進みます。
Provide your consent to all terms and conditions(規約への同意)
規約が表示されます。問題なければ「Continue」をクリックします。
終了画面
以上で口座開設の手続は終了です。申請内容の確認に3日ほどかかります。
この時点で、すでにアカウントIDとパスワードでシュワブにログインできます。入金すれば取引を開始できます。
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