アメリカ女子はどうやって脱毛してるんだろう
私はアメリカで4年間暮らしている日本人です。現地の友人も増えて、脱毛についての現地の事情に詳しくなりました。日本とは違いレーザー脱毛が高く、ワックス脱毛が主流です。セルフワックス脱毛ができるキットも簡単に手に入り、実際にやってみました。
この記事では、アメリカ女子の脱毛事情、料金、ワックス脱毛のやり方をご紹介します。
レーザー脱毛はマイナー&高額
日本ではレーザー脱毛か光脱毛が一般的ですが、アメリカではこのような永久脱毛はほとんどありません。代わりに、デート前にワックス脱毛(Waxing)に行くのが普通です。
レーザー脱毛は「laser hair removal」、ワックス脱毛は「waxing」と言うよ。
肌色&毛色によってはレーザー脱毛できない
レーザーや光脱毛は、実は誰でもできるわけではありません。
毛色が薄い・肌が黒い人はレーザー脱毛に向かない
レーザーや光は、色のついている細胞を壊すものです。なので、
- 毛の色が濃い人種でなければ効かない
金髪や赤毛だと、レーザー光線が毛細胞を素通りしてしまって効果がありません。
- 肌の色が濃い場合も難しい
レーザー光線が肌の細胞を焼いて大やけどするからです。光が肌に吸収されて毛細胞まで届かないので、脱毛効果もありません。
東アジア人の肌・毛はレーザー脱毛に最適
多くの日本人は肌が白く毛が黒く、レーザー脱毛にぴったりな特徴をもっています。誰でもレーザー脱毛できるわけではない中、実はラッキーなこと。
アメリカでも、アジア人口とともにレーザー脱毛は増えていますが、まだアメリカの市場全体では少数。料金も日本より非常に高い。
NYでのレーザー脱毛の平均的な値段はこんな感じです。(出典:What Is The Cost Of Laser Hair Removal Treatment In The USA? (mariehayagmd.com))
部位 | 1回あたり料金 |
VIO(ブラジリアン) | 250~500ドル |
脚半分 | 250~650ドル |
口上 | 100~300ドル |
背中 | 300~800ドル |
ワックス脱毛が主流
レーザーの代わりにワックス脱毛が主流です。
街中でよく見かけるこういう看板が、ワックス脱毛をやっているお店です。
“mom-and-pop-waxing-nail-salon” by ourworldisbeauty is licensed under CC BY 2.0
「Waxing」「wax」とあったら、「ワックス脱毛やってます」のサイン。ネイルサロンやヘアサロンがやっていることが多いです。
“Nails Wax” by Jeremy Brooks is licensed under CC BY-NC 2.0
ワックス脱毛の仕方
ワックスというのは蜜蝋という意味。粘土のようなもので、冷えると固く、暖めると柔らかくなります。
暖めたワックスを皮膚に塗りつけて、冷えて固まったらペリッとはがす。すると、ワックスに貼り付いた毛も一緒に抜けるというしくみです。
実際の施術の様子はこんな感じ。
腕や足は全然痛くありません。VIOは人によってはすごく痛い。安かろうは悪かろうなので、高くても評判の良いサロンに行ったほうが、絶対によいです。
一ヶ月くらいで生えてくるので、1ヶ月に一度は行ってます。ネイルサロンとか、ヘアサロンみたいな感覚かな。
毛が多すぎるとうまく貼り付かないので、前もって毛を短くトリムしておくとよいです(特にVIO)。
部位
- Arms:腕
- Under Arms:上腕
- Full Leg:脚全体
- Legs below knee:膝下
- Back:背中
顔も人気です。
- Eyebrows:眉毛
- Lip:鼻下
- Chin:あご
- Full face:顔全体
VIOも好みのスタイルを注文できます。恥ずかしいことではないので、機会があったら堂々と注文してください。
- Brazilian:つるつる。いわゆるブラジリアンスタイル。前から後ろまで完全にヘアを取り除きます。ワックスでは一番人気のスタイルです。
- French Bikini:正面に縦長のヘアだけを残す、三角おにぎりの海苔スタイル。Landing strip(滑走路)とも言います。
自分でワックス脱毛 セルフワックス
私は、腕・足・顔は自分でワックス脱毛をしています。
ワックスビーズとワックスを暖める炊飯器のようなヒーターを買えば、自分でも簡単にできます。日本でも手に入ります。
顔と眉毛は絶対ワックス脱毛がいいです。シェービングとは化粧ノリが全然違います。つるっふわになって、生えてくるまでの時間も長いです。肌も傷みません。
反対に、VIOは自分でやるのは結構大変。剥がすときの痛みもあるし、サロンに行くのがいいです。
セルフワックス脱毛のやり方
ワックスビーズをポットに入れ、電源を入れます。
5分くらいでワックスが柔らかくなります。
その間にベビーパウダーを肌にはたいておきましょう。ワックスを剥がすときに肌を守ります。
ジョンソン&ジョンソン ベビーパウダー プラスチック容器 140g
少しずつビーズが溶けていきます。
完全に溶けました。木のへらにワックスを少量ずつとって、肌に塗ります。
ワックスの量は、部位によりますが、腕や足なら3cm×10cmくらいに伸ばします。
30秒くらいで冷えて固まります。完全に冷めてしまうとカチコチになって剥がしにくいので、少し柔らかいくらいがはがしどき。毛流れに逆らって一気に剥がします。このとき、皮膚を押さえてもらうと剥がしやすいです。
剥がしたワックス。これくらいに曲がる程度の柔らかさが剥がしどきです。
ワックスは粘着力があるので、服につかないように。お風呂上がりに、全裸でピクニックシートを敷いてやるとよいです。
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