【米国居住者が教える】ホームステイ・留学時にお金を持っていく方法【現金は必要?】

子どもの留学費用、どうやって持たせるべき?クレジットカードを作った方がいいのかな。

ホームステイ先で現金はどれくらい用意すればいいんだろう。

そんな留学やホームステイを控えた方のために、アメリカ在住の私がおすすめの決済方法をご紹介します!

この記事を読めば
  • 留学先で現金を持った方がよいか
  • アメリカ生活におすすめの決済手段
  • 手数料を抑えた日本からの送金方法

がわかります。

日本と異なる海外の決済手段

日本ではまだまだ現金中心。カードがなくても暮らしていけます。

しかし、海外では事情が異なります。

私が暮らしているアメリカでは、日常の買物はほぼ全てクレジットカードで行います。

  • 車社会で公共交通機関が発達していないため、オンライン通販に頼りがち
  • スーパーマーケットなどの購入代行アプリも盛ん
  • オンライン決済ではカードしか使えない
  • 実店舗でも現金を受け付けない店がある

このように、クレジットカード(デビットカードやプリペイドカードでも可)がなければ非常に不便。生活するうえで選択肢が狭くなってしまいます。

では、どのような決済手段を使うのがよいでしょう。

この記事では、1年未満の留学~ホームステイを対象に、お金の持っていき方を解説していきます。

① 日本のクレジットカードを持っていく(最も簡単・割高な方法)

もっとも簡単なのが、日本のクレカを持っていくこと。紐付けられた日本の銀行口座から引き落とされるものです。

  • 海外旅行保険が付帯するカードもある
  • キャッシュカード機能付きのカードを使えば、現地で現金を降ろすことも可能

いざというときに心強い存在となります。

  • 国際カードは受け付けない店もある(特にJCB)
  • 数%の手数料がかかる

特に注意したいのが二点目。日本で発行されたクレジットカードを海外で使うと、海外取引手数料がかかるのです。これがバカにならない金額です。

✔ 三菱UFJニコスの場合

適用レートに諸事務処理等の費用として当行が定めた2.16%(消費税込)を加算いたします。

三菱UFJニコス「海外でのご利用時における手数料変更のお知らせ」(https://www.bk.mufg.jp/tsukau/credit/news/info_17052501.html)より

2.16%の手数料がかかります。

単純に、すべての物が2%値上げされるのと同じですね…

しかも、これだけではありません。

外国通貨を日本円に換算して引き落とされますが、その両替レートに数%の手数料が上乗せされます。実例を見てみましょう。

【三菱UFJニコスの場合】

ご利用代金の円貨への換算には、Visa、Mastercard、JCBの決済センターでご利用データを処理する際に各々が指定したレートを使用いたします。

なお、Visa、Mastercardのショッピングのご利用につきましては、適用レートに日本国外での利用に伴う事務処理コストとして当社が定めた2.20%(税込)を加算したレートで円貨に換算させていただきます。またJCBにつきましては、JCBが定めた1.60%と当社が定めた0.44%(税込)を加算したレートで円貨に換算させていただきます

三菱UFJニコス「海外でのご利用方法」(https://www.cr.mufg.jp/mufgcard/service/payment/abroad/index.html)より

【楽天カードの場合】

海外でご利用になった場合の換算レートは、現地でご利用になった際のレートではありませんのでご留意ください。

※為替レート(円)は各国際ブランドごとの決済為替レートが適用されます。

各社が適用した為替レートに下記をプラスしたレートで明細に記載しております。

Mastercard 1.63%

American Express 2.00%

Visa 1.63%

JCB 1.60%

楽天カード「海外での楽天カードの決済について」(https://www.rakuten-card.co.jp/overseas/payment/)より

UFJニコスの場合、合計約4%の手数料がかかります。

10万円の支出をするとすれば、4000円が手数料となります。

ただでさえ円安なのに、これは痛い!

日本のカードを持っていくなら

日本のクレジットカード・デビットカードを持っていく場合は、必ず契約内容をチェックして、手数料を確認しましょう。

② Wiseを利用して現金・デビットカードを使う(最もおすすめ・割安)

Wiseは国際送金の高すぎる手数料を解決するために生まれたイギリスの企業です。

  • 現地の銀行口座を持たずに、世界中の通貨を日本から送金・保有できる
  • 送金手数料は銀行よりも最大8倍安い
  • 両替手数料が無料
  • デビットカードで現地ATMから現金を引き出せる

Wiseにアカウントを開くと、世界中の通貨を、現地の銀行口座を持たずに、日本から送金・保有することができます。

送金手数料が安いのが特徴。

デビットカードを発行すれば現地のATMで現地通貨を降ろすこともできます。

デビットカードを発行する際に手数料1000円がかかりますが、それ以外のWise料金は送金手数料のみ。無料でアカウントを開設できます。

  • デビットカードの発行に約2週間かかる

カードはシンガポールから送られてきます。

時間の余裕をもって早めに申し込むことをお勧めします。

\Wiseのアカウント作成はこちらから(初回手数料無料のクーポン付き)/

実際に私がWiseを使った体験談は、以下をご覧ください。

Wiseと従来型の国際送金にかかる手数料を比較した話はこちらです。

③ 現地の銀行口座を開設し、日本から送金する(長期滞在におすすめ)

アメリカの銀行は現地の住所ともしSSN(ソーシャル・セキュリティー・ナンバー)がなければ口座開設できません。

もし可能なら、せっかくの機会ですから現地の銀行口座を開設しましょう。クレジットカードやデビットカードも作れるようになります。

ちゃちゃ
ちゃちゃ

ちなみに私はバンク・オブ・アメリカをメインバンクとして利用しています。今のところ特に困った点はありません。日本に帰った際も、アプリで振込・送金を行えるため便利です。

銀行口座を作ったら、あとは日本から送金するだけです。

✔ 現地の銀行に送金する方法

  • Wiseで送金する(オススメ!)
  • 日本の銀行から国際送金する(手数料が高いためオススメできない)

日本から普通に海外に送金すると、一回あたり5000円以上の手数料を請求されてしまいます。

Wiseを使って手数料を節約しましょう。銀行より着金も速く、アメリカでは国際送金をする留学生の間で常識となっています。

銀行とWiseでどれくらい安くなるのかを比較したこちらの記事もご覧ください。

アメリカの銀行で一点だけ注意が必要なのは、口座維持手数料がかかること。

これを避けるためには、一定額以上の平均残高を保つ必要があります。

Monthly maintenance fee $12 per statement cycle
We’ll waive the monthly maintenance fee each statement cycle that you: Make at least one qualifying Direct Deposit of $250 or more. OR Maintain a minimum daily balance of $1,500 or more.

口座維持手数料は月額12ドル。250ドル以上の振込を1度以上、または日々の最低残高が1500ドル以上あれば、口座維持手数料は無料となります。

バンク・オブ・アメリカ”Bank Account Fees”(https://www.bankofamerica.com/deposits/account-rates-fees-faqs/)より
アメリカの銀行口座の注意点
  • 最低残高要件に注意して、口座維持手数料がかからないようにすること

まとめ

以上、留学やホームステイで海外に行く場合のお金の動かし方でした。

アメリカではカードはほとんど必須です。日本のカードは使えない場合もあるので、Wiseでデビットカードを作って持っていけば心配なく使えますし、さらに他の国に行く場合にも現地通貨をお得に両替できて便利です。

カードが届くまでに2週間ほどかかるため、渡航まで余裕のあるうちにアカウント開設をしておくことをおすすめします。

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