【海外通販】英語での住所の書き方・これだけ読めば大丈夫

「海外通販などで、住所を英語で書きたい」というニーズにお答えする記事です。

私はアメリカに2年在住していました。日本からもアメリカからも郵便物を送り、住所の書き方を勉強したのでお伝えできるかと思います。


 

最低限、これだけ守れば大丈夫

Airmail Cluster Necklace“Airmail Cluster Necklace” by Plastic_Bat is licensed under CC BY-NC-ND 2.0

外国から日本に荷物を発送するときの最低限のルール。それは、

  • 郵便物の表面にJAPANと英語で書く

ことです。

これさえ守れば、日本より下の住所は日本語で書いても、荷物を届けることは可能です。

「Japan」と書いてさえあれば、外国での荷物仕分けで、日本行きの荷物に放り込んでくれるからです。あとの住所は日本で読まれるので、日本語で大丈夫です。

ただ、本当は全て英語で書くべきとされています。届かないリスクは上がりますし、配達が遅くなるかもしれないことは注意してください。確実に届けたいとき・速く届けたいときは、英語で書いた方が確実です。

海外通販などで送り主の外国人に自分の住所を教える場合

日本語を書けない相手ですから、住所を英語に変換する必要があります。

手っ取り早く変換したい方は、以下のサイトを使うとよいです。日本語の住所を入力すると自動的に英語に変えてくれます。

JuDress | 住所→Address変換

住所を英語表記に簡単変換 – 君に届け!

英語で住所の書き方:基本的なルール

順番(詳細→全体)

Airmail envelope from Kabala, Sierra Leone (West Africa) to Portland, Oregon (USA)“Airmail envelope from Kabala, Sierra Leone (West Africa) to Portland, Oregon (USA)” by gbaku is licensed under CC BY-SA 2.0

全体的な書き方は、

宛名

部屋番号 マンション名, 番地 番地の前の住所, 市区町村, 県, 郵便番号 国名

となります。

ひとかたまりの区切れ目でコンマをつける

ただし、「番地 番地の前の住所」と「部屋番号 マンション名」は番号の後にコンマはつけません。番号+αでひとかたまりと考えるからです。

固有名詞は大文字で始める

ただし、アメリカに送る場合は全て大文字でもOKです。

USPS(アメリカの郵便局)は全て大文字を推奨しているからです。


 

英語で住所の書き方:個別ルール

宛名

個人名の場合、

  • 名前 名字

の順です。

Mr.やMs.などのSuffixをつけます。Mrs.は避けた方がいいです。

※最近はジェンダーフリーな表記が広まりつつあります。男女に二分しない表記をしたい場合は、Mr.やMs.の代わりに

  • Mx.

と書きましょう。ジェンダーに対する自分の態度表明にもなります。

組織名+個人名の場合

「個人名(改行)組織名」の順で書きます。一行で書くこともできます。その場合、個人名の前にAttention:またはATTN:をつけます。

  • 例)○○会社 田中様→○○ Inc., ATTN: Mr. Tanaka

組織名+部署名の場合

同様です。

  • 例)△△会社 人事部御中 → △△ Inc., ATTN: Human Resource Dept.

部屋番号 マンション名

envelope on tree 003“envelope on tree 003” by robayre is licensed under CC BY-NC-ND 2.0

部屋番号は「#1」のように書きます。「#」がなくても大丈夫です。

「#」は一般的に番号を表す記号で、電話番号の前につけたり、文章中のナンバリングにつけたりします。

マンション名

「ビル」はBuildingを略して「Bldg. 」または「Bld.」と書きます。

「コーポ」「ハイツ」のような、マンションであることを示すカタカナ部分は省略しても大丈夫です。だいたいが和製英語なので、訳しづらいからです。「コーポ」はCooperative houseを略した日本独自の言葉です。

マンション名は丸々省略しても大丈夫です。その場合、部屋番号の順番が変わり「番地 番地の前の住所」の後に来ることが多いです。

番地 番地の前の住所

番地の数字の並びはそのままです。

  • 例)1-12-8 → 1-12-8

あるいは「丁目」だけ独立して書いてもよいです。

  • 例)1丁目12-8 →12-8, 1-chome

市区町村

「○○市」→「○○-shi」

「○○区」→「○○-ku」

「-shi」の代わりに「City」と書いても大丈夫。「-ku」は「Ward」です。市名と合わさって固有名詞となるので、大文字で始めます。

正解は一つではありません。届けばいいのだから、ちょっとくらい間違っていても大丈夫。気楽にやりましょう。

都道府県

「県」部分は省略することが多いです。

  • 「○○県」→「○○」

「○○-ken」でも問題なし。Prefectureを使いたいときは、省略形の「Pref.」がよいでしょう。

  • 「○○県」→「○○ Pref.」

郵便番号

〒は使いません。番号のみで大丈夫です。

国名

郵便番号の後に書きます。

JAPANと必ず書きましょう。書かないと、世界のどこに届ければいいか分かりません。あなたの手紙がアフリカやヨーロッパで迷子になるかも知れません。

実例

  • 〒100-0001 東京都千代田区千代田1番1号

いくつもの書き方があります。大事なのは、他の住所と間違われない程度の情報が書いていることだけ。以下のどれでもOKです。

  • 1-1-1 Chiyoda, Chiyoda-ku, Tokyo, 100-0001 Japan
  • 1-1-1 Chiyoda, Chiyoda City, Tokyo Pref., 100-0001 Japan
  • 1-1, 1-chome, Chiyoda, Chiyoda Ward, Tokyo-to, 100-0001 Japan

文字の配置はwikihowのとおりに書けばOKです。

まとめ

以上、日本の住所を英語で書く方法をお伝えしました。

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